小説

シンプルにこれ。おススメ小説10選〜SF、ミステリー、人情、恋愛小説〜

 

読書好きが厳選したオススメ小説10選をご紹介します。

シンプルながらも、バラエティに富んだラインナップを意識してまとめました。

読書初心者さんの参考に、そして読書にハマるきっかけになれば幸いです。

もちろん読書好きの方にも、共感してもらえたりまだ読んでない作品に出会えたりと楽しんでもらえたらと思います。

では紹介していきます。

クリムゾンの迷宮 貴志祐介

藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ? 傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった。『黒い家』で圧倒的な評価を得た著者が、綿密な取材と斬新な着想で、日本ホラー界の新たな地平を切り拓く、傑作長編。

Amazon-商品紹介より引用

サバイバルサイコホラー

デスゲーム、カニバリ、サバイバル要素を盛り込んだ不気味な展開と人物描写で一気に引き込まれる物語です。

背筋が凍るような逃亡劇に、読む手が止まらなくなります。

残虐なシーンをそのまま書くのではなく、こちらに想像させるようなシーン描写は読んでいて震えます。

人間が得体の知れないものに変貌していくさまがとても恐ろしい。

始終ハラハラドキドキ。

そしてサイコホラーが好きな人はワクワクしてしまう作品です。

『神様ゲーム』麻耶雄嵩

自分を「神様」と名乗り、猫殺し事件の犯人を告げる謎の転校生の正体とは? 神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。町が騒然とするなか謎の転校生・鈴木太郎が事件の犯人を瞬時に言い当てる。鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。そして、鈴木の予言通り起こる殺人事件。芳雄は転校生を信じるべきか、疑うべきか?

Amazon-商品紹介より引用

ファンタジー風味のサスペンスミステリー

主人公の少年の周りを不思議な出来事が取り巻き始め、ついに起きてしまう不気味な事件。

事件現場での背筋がぞわりとするような描写がなんとも言えません。

事件の謎を解いていく王道な流れですが、やはり醍醐味は意外すぎる犯人にたどり着くラスト。

犯人を知った時にそれまでの伏線に気づき、繋がっていきます。

そしてこの作品の少し風変わりな点が、犯人を知っている神様とゆう絶対的存在が出てくることです。

物語の中では神様が語る真相を、自分で導き出した読者がいるなら是非話してみたい。

【おススメ小説】『神様ゲーム』真相を知った瞬間しばらく理解不可能でした今回紹介するのは、麻耶 雄嵩さんの『神様ゲーム』です。 個人的にはかなりツボな作品でした。 殺人事件の話で、最後に真犯人がわかるとゆ...

『永遠の0』百田尚樹

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。

Amazon-商品紹介より引用

平成で最も売れた小説

戦争とゆう重い題材ですが、苦手な人も敬遠せずこれは読んで欲しい。

戦争、戦闘機そして特攻隊について書かれた本書を読むと、戦闘機を操縦するのは人間なんだと改めて実感させられます。

遠すぎる過去ではない戦争。その戦争について物語を通して勉強でき、考えるきっかけにもなる作品です。

そして物語で登場する宮部さん。

芯が通っていて自分の目で世の中を見ることのできる彼の生き方には憧れてしまいます。哀しくも強く美しい生き様を見てほしい。

最後のどんでん返しには驚きつつも涙がでます。

出会えて良かった1冊。

『旅のラゴス』筒井康隆

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か? 異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。

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長編SFファンタジー。

旅をするラゴスの生涯を描いた壮大な物語。

落ち着いた雰囲気で織り成される、質の高いSFが堪能できる作品です。

自分の興味が向くものを強く信じ、求め、遂行していくラゴスのまっすぐな探究心に心打たれます。

この物語を通して人生とは旅のようなものだとゆうメッセージを強く感じました。

その世界観に魅了された人々に根強い人気があり、長年に渡って愛されているロングセラー作品です。

以下の記事で感想を書いています。

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『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ

優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設へールシャムの親友トミーやルースも「提供者」だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度……。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく。

Amazon-商品紹介より引用

クローン人間の人権とゆう近未来的なテーマを古風で閉鎖的な環境描写とマッチさせた作品です。

クローン人間として産まれた主人公とそれを取り巻く不思議な環境が描かれています。

この話の中で、クローン人間は臓器提供する未来が決まっていて、更に子供を作れない体であることとされています。

そうした運命を持ちながらも、生まれ、生きる様子をみて何を感じるかが本書の魅力です。

主人公と同じくクローンである学友達のなんとも言えない人間関係を読んでいると複雑な気持ちになります。

「クローン人間だからといって普通の人間と何か違いがあるとゆうのか」

物語の中で様々な人が葛藤する姿を見ていると、こちらもその題材について深く考えさせられます。

『塩の街』有川浩

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。だが―「世界とか、救ってみたくない?」。ある日、そそのかすように囁く者が運命を連れてやってくる。『空の中』『海の底』と並ぶ3部作の第1作にして、有川浩のデビュー作

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 SF要素を盛り込んだ恋愛小説です。

街や人が次々と塩に変わり消えてゆく。

突拍子もないような設定ですが、読みすすめるといつのまにかその世紀末感溢れる世界観に入り込んでしまいます。

大切な人が消えてしまう瞬間の描写は、読んでいてとても苦しく悲しい。

絶望的な雰囲気が漂う中で生まれた純粋な恋が世界を救う。そんな物語です。

好きな人を失って世界を救うのか、世界が滅んでも好きな人と最期まで一緒にいるのか。

終わってみると結構甘めなラブストーリーですが、恋愛ものが苦手な人も読みやすいとおもいます。

『イノセント・デイズ』早見和真

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は……筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。

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死刑囚、田中幸乃の過去を遡りながら事件の真相に辿りついていくストーリーです。

彼女の半生を知ったとき、死刑を受け入れるその姿を見ていられなくなります。

様々な人物の人間的弱さが見え隠れし、その弱さに踏みつけられながらも、なにも語らない容疑者。

そしてそんな彼女を待ちうける運命とは。

やり切れなく、あまりにも悲しいラスト。

是非最後まで読んで欲しい。

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『勇者たちの伝言』増山実

ベテラン放送作家の工藤正秋は、リサーチのために乗車していた阪急神戸線の車内アナウンスに耳を奪われる。「次は……いつの日か来た道」。謎めいたアナウンスに導かれるように、彼は反射的に電車を降りた。 小学生の頃、今は亡くなった父とともに西宮球場で初めてプロ野球観戦した日のことを思い出しつつ、街を歩き始めた正秋。いつしか、かつての西宮球場跡地に建つショッピング・モールに足を踏み入れる。正秋の意識は、そこから「いつの日か来た道」へと飛んだ。四十数年前へ――。

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かつて存在した関西の阪急ブレーブス」というプロ野球チームが繋ぐ、様々な人の運命を辿っていく物語です。

リアルさにいきなり入ってくるファンタジー要素や、意外な展開に驚きつつも最後は涙が流れる感動ストーリー。

そして読んでいく中で大切なことを学べる作品です。

  • 人の人生はいろんな形で交差していること
  • それぞれが誇りを持って生きる大切さ
  • いま自分が置かれている環境への感謝
  • 勇気を持って生きること

ぐっとくる言葉や、登場人物たちの信念を持った生き方が心に深く刺さります。

生きる勇気が湧いてくる1冊。

『人間失格』太宰治

「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。ひとがひととして、ひとと生きる意味を問う、太宰治、捨て身の問題作。

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太宰治の代表作の一つ。

よくもこんなことを思いつくなぁとぞっとする反面、誰しも多少なりとも共感してしまうような、人間の底にある闇が描かれています。

自分が人と異なる感覚からくる不安を補うために、偽りの自分を演じる主人公の心の中はとても暗く重たいです。

ですが読み進めていくうちに理解できてしまい、自分に重ねてしまう部分が出てくると思います。

そして重ねてしまった歪んだ部分が文章化されているのを見てしまうと、それにまたぞっとしてきてます。

私にこの作品の良さを十分に伝える文章力がないのが残念ですが、気になった未読の方は手にとってほしいです。

元気が出るような作品ではありません。このまとめに入れるか迷いましたが、それでもやっぱりおすすめなので最後にいれておきます。

 

以上、オススメの小説一覧でした。

次に読む小説を探している、読書を始めるので面白い作品が知りたい、そんな人の参考になればいいなと思います。

では、また更新します。

90年